組合夏の恒例行事・ひおうぎの生花講習会が7月7日七夕の日、2階会議室で開催されました。19年続く組合の年中行事です。
ひおうぎは中国よりもたらされた植物で、日の出のように赤い花をつけたのち、真っ黒な射干玉(ぬばたま)を結ぶことから日と月、陰陽を象徴する植物とされました。特に真っ黒な種子に魔除けの力があると考えられたようです。
明治5年に行われた改暦により、いくつかの変遷を経た後10年ごろにようやく行事内容が固定された祇園祭は、本来疫病封じの祭りであることからいつしかひおうぎと結びついたと考えられています。
現在ひおうぎは京都の宮津、徳島市、そして徳島県神山で主に生産されており、今回は神山の花材が用意されました。枝の反り具合から体、用、留、相生、控えに仕分けていき、長さを定めて生けていきます。テキストと先生の見本の両方に照らし合わせながら進めて行きますが、19年目とはいえ年1回しかない特別な講義ですから、なかなか理想とする姿に仕上がりません。
そこで先生のアドバイスをいただくことになりますが、さすがに一目見ていただくとすぐに問題点が明らかになります。枝の角度であったり、葉の向きであったりと、具体的に指摘を受け、手直しを加えることで前とは全く異なるすっきりした姿になります。おかげさまで今年も全員、美しい生花を完成させることができ、みな満足げに会場をあとにしました。
年末には若松の講習会を予定しています。講習会の継続はいけばなの文化と産地を守ることにも繋がっています。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。