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おなじみ「京・ゆめ・花文化」をメインテーマに、今年も4月19・20の両日、みやこめっせにおいて華々しく開催されました。サブテーマは「古都に咲く花と緑の夢空間」。多くの団体が歓迎飾花やイベントでフェアを盛り上げました。

憩い今年も京花協は切り花の即売会と装飾花の展示を行いましたが、昨年総会終了後からの理事会において1年に渡ってさまざまな角度から議論を重ね、組合員の負担軽減と見応えのある展示を目指し、従来とは大きく方向転換を行いました。

まず、青年部は庭をテーマに「憩い」と題した大装飾でお客さまをおもてなし。見るだけの展示から、一歩足を踏み入れ、触れる・囲まれる体感型の展示へ。色とりどりの風船をあしらい、ベンチを配置したやさしい色合いの「庭」に、訪れたちびっ子達は大喜び。笑顔で飾花とともに写真におさまるいく組もの親子連れの姿がありました。

次に、支部単位で出展していた自由花を一方見のウィンドウディスプレイとし、その募集も支部をこえ、本部から直接出展者を募集しました。これにより、メンバーの少ない支部の負担が大いに軽減されるとともに、360度展開の自由花としてはしきりもなく「見づらい」というお客さまからの不評も解決されました。

また、ギフト作品はすべてオークションに出品されることを前提とし、コンテストの公平さを保つためにも統一の器が本部より支給されました。同じ器にさまざまな花のかたちが盛り込まれ、アイデアとデザインの違いがよくわかると大好評でした。テーブル花においても昨年までは1テーブルに2作品の展示でしたが今年は1点ずつの展示となり、いずれも作り手側と見る側、双方にメリットのある フェアとなりました。 

コンテストの結果、見事に近畿農政局長賞を受賞したのは中京支部・(株)花政の池山真史さん。一方見でほぼ正方形のスペースの中でどのように視線の流れを出すか、面白みを感じさせるか、苦心した結果、逆に中心に塊としての花を置くアイデアが生まれ、一つの塊の中にも動きと繊細さのあるダイナミックなデザインが高い評価を受けました。 広報ポスターが4年ぶりに復活した今回のフェアではこどもたちに人気のキャラクターショーも開かれ、例年より多くのこどもたちと若いご両親がフェアに足を運んでくれました。45回目を数えたこの催しは恒例行事としてなじみも深くなり、3月下旬には農林振興課に早くも問い合わせの電話が入るそうです。目に見えないメリットとして、生産者から流通、販売、その先のユーザーが一同に会してフェアを開催することにより流行などの情報共有ができるという効果も確認されています。 

京花協にも大切な行事である市民フェアですが、今後のよりよい運営にむけて来場者が気軽に花に触れたり育てたりできる仕掛けや、新規の顧客獲得に向けた企画や取り組みが求められています。一緒に解決策を図っていきましょう。

 

京都府知事賞

近畿農政局長賞

 

 

京都市会議長賞

京都市長賞

 

京都市農業振興協議会会長賞

京都商工会議所会頭賞

 

KBS京都賞

京都新聞社賞

 

京都市花卉振興協会会長賞