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新年あけましておめでとうございます。

 

旧年中はコロナ禍によるさまざまな制約の中、皆様には組合活動への多大なご理解とご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

昨年度の組合活動を振り返りますと役員選挙に始まり今年度までの2年間を担うフレッシュな28名の理事たちが誕生しました。毎回の理事会で会員増強と企画イベントに重点を置きながら、さまざまなテーマで意見交換を行うことができる心強いメンバーです。

その後も多くの方々に支えて頂きながら,一昨年より続く感染状況の中,思うような活動が叶わない場面に多々遭遇致しました。

今期こそ多くの技能士の誕生をと願っておりました訓練校の開校は2年続いての見送りとなり,従来ならばたくさんのお客様を目の前に当組合の優秀なフローリストたちの技量を遺憾なく発揮できるステージパフォーマンスも実現できませんでした。

総会と花供養祭はなんとか開催にこぎつけたものの,年に一度,多くの加盟店や関係者で賑わう懇親会は中止せざるを得ず、何とも淋しいことでした。夏休みに多くのギャラリーを迎えて行うキッズコンテストは当事務局あてのフォトコンテスト形式となり、若手フローリストたちが腕によりをかけて競いあう日花協全国大会予選も延期となりました。

秋にはようやく緊急事態宣言が解除され、商店街や飲食店の売り上げに回復傾向が見られるようになりました。感染拡大前に比べますと好調な企業であっても6〜7割の回復です。我々生花業の場合は冠婚葬祭、イベント関連や飲食店からの受注の割合が大きい店ほど苦戦を強いられる状況が続いています。

そのような厳しい状況において市・区役所へのアレンジ花のお届けやジャパンフラワー強化プロジェクト推進事業など、行政の協力による新たな事業を行うことが出来ました。花の魅力をアピールすることはもちろんですが、花農家や産地の保護という視点からも京都府産の花材を用い、アレンジ力に長けた各加盟店に腕を奮ってもらい、組合自慢の飾花をお届け致しました。改めて行政のありがた味と,このような取り組みに参加できる組合という団体ならではのメリットを痛感致しました。今後も花き産業と花文化の一翼を担う責任とプライドを持ち、行政とともに情報発信に努めたいと存じます。

現在は経済復興の兆しを感じ始めた矢先に発生した新変異株のために再び先行き不透明な状態の真っただ中にいます。今後もどのような変化が起こるかわかりませんが、組合としての団体力を活かし、行政や花き産業各方面の皆様の力をお借りして、時代に柔軟に対応できる生花業のあり方、組合活動の方法を模索して参る所存です。

最後になりましたが、皆様の益々のご発展を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。