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あけましておめでとうございます。

皆様方には、組合活動に対してあたたかいご理解とご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

虎のように組合事業も勇ましい展開を、と考えていた矢先の昨年1月、オミクロン株の急激な拡大により再び辛抱を強いられることになりました。

 

一方、2年の休校期間を強いられた訓練校は全ての級で新入生を迎え、開講が叶い、念願のフレッシュな技能士たちを生み出すことができました。生徒を始め関係者の皆様には開講時間の都合でご負担をおかけしたことと思います。今年度は仕事と通学に支障の少ない教室選びも視野に入れながら、「京都フラワー装飾アカデミー」の愛称のもと生徒募集の場を農業高校等にも求め、幅広い活動を予定しています。

 

長く年中行事となっていたキッズコンテストや祇園祭での鉾町への檜扇展示活動も、一定の評価を得られたことにより、昨年度は見送りとなり、新たな事業活動の模索が始まりました。

 

京都府農林水産部のプッシュを得た企業飾花や、市・区役所へのアレンジのお届けが活動の中心となり、京都府産の花材をテーマとしたアレンジは、地場産の花きをアピールする良い機会となっています。

 

中でもひまわりがウクライナ国花であることに着目し、府内産のひまわりをウクライナ支援に活用できたのは花商組合ならではの取り組みでした。おかげさまで多くのメディアで取り上げていただき、集まった募金を直接に門川市長にお届けできたことは組合の誇りです。また、秋に講習会を行った府内産コットンフラワーには消費拡大の大きな可能性が感じられました。

 

今後は地場産の花材を各店舗に実際に求めに来ていただけるような取組や、産地を起点に業界が一体となった消費宣伝に貢献できればと考えています。

 

ソーシャルディスタンスが常識となり各組合員さまとのコミュニケーション作りが困難な今、各支部長が集まる理事会での意見交換を重視しております。仏花等、身近な商品の値上げの理解が得やすいよう、組合としての標準価格表が欲しいという意見が寄せられ、理事会で検討した結果現在の状況に見合った価格表を初めて明示することになりました。個店で独自に価格提示をするよりもはるかに説得力があると思います。

 

今年もウィズコロナの1年になりそうですが、嬉しいことに昨年より少しずつ婚礼や葬祭を中心として花の需要が回復して参りました。一方、10月にはインボイス制度の導入が始まります。当組合といたしましては行政の力を借りながら、業界一体となった消費喚起に努めるとともに、同業者同士、力を寄せ合いさまざまな問題解決に勤しむ所存です。

 

最後になりましたが、皆様の益々のご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。