月25日、みずみずしい新緑の霊山観音で第37期定期総会が開催されました。
全組合員135名中、33名の出席と63通の委任状提出を持って今総会の成立が無事に確認され、全9議案についての報告と審議が行われました。
新しくこすもす倶楽部部長に就任した小山亮平氏が司会者となり、永山岳史氏を議長に指名、会場の拍手で承認が確認されると議事進行に移りました。
総会に先立つ役員改選で理事長に再任した愛知長晴氏より全組合員への感謝の辞と今期の方針が伝えられました。加盟店の協力によって生まれた利益を還元することが発表され、今後の組合活動に大きな活性化をもたらすと期待されます。
議案内容は以下の通りです。
第一号議案 令和4年度事業報告承認の件
第二号議案 令和4年度収支決算承認の件
及び監査報告
第三号議案 令和5年度賦課金の額及び
徴収方法決定の件
第四号議案 令和5年度事業計画案決定の件
第五号議案 令和5年度予算案決定の件
第六号議案 令和5年度役員報酬決定の件
第七号議案 組合借入金額最高限度決定の件
第八号議案 役員改選の件
第九号議案 その他の件
いずれの議案も担当理事による詳細な資料の読み上げと説明があり、二号議案では監事・内藤誠三氏より大変健全な経営状態であることに加え、理事長の挨拶通り、利益を得た素晴らしい状態のバランスシートで決算を迎えることが出来た旨、報告がありました。
三号議案では支部活動費の徴収について毎年の理事会で検討を重ねていくことが確認されました。
また、四号議案・事業計画表内に書かれた「全国花みどり協会総会」について昨年4月、花き業界の産業・文化の8団体により、4年後の国際園芸
博覧会で日本の花きの素晴らしさを国内外に周知することを目的として設立された団体であるとの補足説明がありました。
五号議案内の特別事業収入では、組合が買参人として新加入した姫路生花卸売市場の電子取引において組合加盟店からの売り上げ金額の2%が
中央生花を通じてキックバックされる新たな収益項目が生まれました。
その他、すべての議案について出席者全員の承認可決を得、和やかな雰囲気のもと閉会となりまし
今期は物故者の報告がなかったため、引き続いて花塚供養祭が営まれました。
昭和38年4月8日に建立された花塚61回目の供養祭です。建立目標額の60万円を大幅に上回る160万円もの浄財が寄せられたこと、右京区の石材店で当時5万円の紀州岩を求め、25万の運搬費をかけ白川を経由してこの地に納められたこと、「花供養塔」「花塔」「花塚」の3つの名称の候補から清水寺の大西貫主が銘名・揮毫されたことなど歴史の一面が愛知理事長より語られました。
花塚へ続く石段のふもとには花塚の由来を刻んだ石碑が建てられています。林芙美子の「花のいのちは短くて苦しきことのみ多かりき」という有名な言葉ではじまり、次の文章が続きます。
「万花草木幾千万と数えきれない無言の花の精を日々断ち切り我々の生業とは云えしのびがたく霊山の聖地に花霊をまつり永遠に花の命の安らぎを祈念し、併せて業界故人各霊に対し報恩謝徳をねがい建立しました。」
草木と先達の魂に感謝の祈りを捧げ、また新たな1年が始まりました。 |