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「儲かる講習会」の名で親しまれる生花講習会も今年で18年を迎え、夏の檜扇とお正月前の若松の2本立てのスタイルになり16年が経とうとしています。

少し敷居が高い華道スタイルから、より花屋の日常の仕事に近い独自の生け方を編み出し伝授してくださる松本博成先生の功績に感謝を伝える表彰式が懇親会の場を借りて行われ、組合から表彰状が授与されました。

額入りの表彰状を手に松本先生は「試行錯誤を重ねながらの講習会で、やり方もその都度変わることがあったかもしれませんが、これからも花屋さんにわかりやすい講習を目指します」と抱負を述べました。松本先生の講習会でしか学べないものがあります。多数のご参加をお待ちしています。

7月9日、松本先生による期待のひおうぎの生花講習会が開かれました。評判を耳に、加盟店以外からも3名の参加がありました。

祇園祭とひおうぎの関係性とその始まりなど、京都人なら知っておきたいお話から始まり、実技編では先生オリジナル編集のテキストと照らし合わせながら生けて行きます。洋のアレンジにはない葉組や自然の姿に近い形を目指す仕上げなど、新しい視点や学びが盛りだくさん。各参加者ひとりずつにに丁寧なアドバイスがあり、満足の生け上がりになりました。

今年は宮津産が暑さのために、また神山産も栽培上の問題で減産となり、よい反り具合のものは入手困難な模様ですがこの講習会の経験をもとに姿よく生け上げ、売り上げに繋げたいものです。ひおうぎ単品でも「厄除」と大きく書かれた組合オリジナルの包装紙を使えば効果的です。