「1年、はやいですね」との声があちこちで聞かれる2階会議室。年の瀬と新年の訪れを感じる若松の生花講習会が12月5日に開かれ、加盟店以外からも多数の参加を含めた約20名が集まりました。
初参加の方もあり、寸胴の上下と前後の見分け方から始まり流派による姿の違いや枝の見極めなど、わかりやすく幅広い講習会でした。
生け花に詳しくない人でも松本先生独自の手法を学べばきちんと生けられるようになります。役割ごとに選んだ枝を設計図通りに切り、無駄な葉を掃除したのち、机の上に順に並べて積み上げたらワイヤーでセット。束ねた枝が寸胴に当たる部分を斜めにカットし、股木にはめ込み上から抑えるようにしてタメを作り、楔で奥行きを加えれば形はもう整います。あとは懐紙を巻き、水引をかければ完成です。
実際、生花として効率よく販売するための保存法や価格についても教えていただき、大変貴重な講習会でした。 |