儲かる講習会夏の部・ひおうぎの生花講習会が7月9日に行われました。今回で18年目を迎える組合の年中行事です。
前半は旧暦と新暦、祇園祭とひおうぎの関係やひおうぎの名前の由来など講義を中心に進められ、受講者たちは熱心にメモをとり、先生の話に耳を傾けていました。
今年は宮津産の生育が遅れたため、徳島県産の花材になりました。枝の反り具合から体、用、留、相生、控えに仕分けていきますが、枝の選び具合で九分九厘が決まると言われます。テキストと照らし合わせながら、先生の見本と照らしあいながら生けていきます。同じように生けているつもりでも、思うような姿にはなかなか及ばず、あちらこちらから松本先生とアシスタントの水田さんのアドバイスを求める手が上がります。
こまかく丁寧な指導のおかげで、今年も全員、美しい生花を完成させることができました。
今回、特に印象的だったのは剣山の大きさにより表現の自由度がかなり左右される点でした。ひおうぎのような軸の太いものを生けるには大判の剣山が相応しいと感じられました。
年末には若松の講習会を予定しています。講習会の継続はいけばなの文化と産地を守ることにも繋がっています。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
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