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041 美山の花き
043 JAはまゆう
045 北海道七飯町

■ お花の産地からのレポート■

 京花協では、「みなさんに愛されるお花を!」と日々勉強をかさねています。
 お客さまの要望する「すてきなお花」を少しでも多くの方にお届けできるように
 全国の生産者の皆さんと共に努力しています。
 お花の生産者から直接の声をご紹介します。

JAはまゆう(太陽のくに)
日本一のスィートピー産地

Vol-043
宮崎県/JAはまゆう
「JAはまゆう」は、宮崎県南部に位置し年間の平均温度は17度あまり、冬でもめったに雪が降らない温暖な気候です。JAはまゆう管内でのスィートピー生産は、昭和60年にスタート。現在では全国シェアの15%程度を占める日本一のスィートピー産地となっています。面積は10.5ha、2500万本の生産量で11月〜翌年の4月までの6ヶ月間、北海道から九州各県を含む36市場(花卉市場)に出荷しております。
日南農協花卉部会(現はまゆう花卉部会)は昭和63年に設立され、スィートピーの本来持っている特徴を生かし、「優しい風合い」を大事にした品揃えを中心に豊富な日照を生かして、鮮やかに発色したスィートピー作りに努めています。スィートピーは、突然異変が出やすい豆科の植物です。交配育種は、突然変異した株を繰り返し育てユニークな品種を出します。そのため生産者(部会員)54名全員が育種家「ブリーダー」です。花や色が安定するまで5年ほどかかる根気のいる作業で大変難しいものとされていますが、年間に約10品種づつ新しいものを増やしています。生産者全員が「オリジナル品種」開発に一生懸命取り組んでおり、これは他の産地にはあまり例のないことです。一昨年は悪天候が続いた為、日持ちが悪く、つぼみ落ち(落蕾)が発生し、納得できる花作りが出来ませんでした。その為、昨年8月「品種向上委員会」が独自に設けられ、毎月2回部会員全員を対象に抜き打ち検査を行い、品質の向上に努めています。「初心に返り、品質向上に努めていれば信用はおのずとついてくるはずだ」と、部会長の河野政昭さんは言います。今後も新品質の生産拡大に取り組みながら、消費者のニーズに対応できる「質・量」共に、日本一の産地作りに努めていきたいと思います。

美山長風景

 

美山キク

  (産地レポートは株式会社京都生花の協力を戴いています)

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